しろたん
飾りっ気のない我が家のリビングに住んでいます。
『しろたん』
29歳の長男が保育所に通っていた時、
お世話になった先生にいただいたものです。
障がいがあり、随分手のかかる子だったと思います。
卒業後、何度か遊びに連れて行ってもらったりもしました。
まだまだ障がい児の親になり切れず、
先生の立場を超えて可愛がっていただいたにもかかわらず、
いい関係を築ききれなかったことが今でも残念です。
あの頃私は、
人並みの幸せどころか笑顔を見せることにすら罪悪感を持っていました。
『この子をなんとか育てないと』
そんなことばかりに縛られて…。
しろたんは、我が家に届けられてすぐ押し入れに入れられてしまいました。
無償の好意に戸惑ってしまって…。
7年前、引越しの際に再会し…
新居のリビングの住人になりました。
コンセプトはなるようになるさ
やっと辿り着いた言葉
だって先は長いんだから