一隅を照らす
若い頃勤めていた会社の社長が、
とても信心深い方で、
社員にも暗唱をさせていた。
今なら、なんちゃらハラスメントなどと言うのだろうが…
当時は社会人になりたてで、
やたら真剣に受け止め、
また、納得もして感動を覚えたものだ。
『一隅(いちぐう)を照らす』
あの頃覚えた言葉。
ふと思い立って調べてみた。
国の宝は仏を信じる心。
金銀財宝ではない。
みんなが気が付かないような片隅で、
社会を照らしているような人が、
国の宝なんだと。
たとえ注目されなくても、
自分が置かれた場所でベストを尽くすことが大切。
そう思うと、なんだか頑張れそうな気もする、
こんな風に書いてあった。
そんな人になりたいな。
損得感情ばかりで焦っていないで、
目立たずとも、
穏やかな光を出せるような、
そんな人になりたいな。
そして、できれば…
頑張ってるね、
そう言われたい…
コンセプトは自分磨き。
つまづいた時、進むべき道を照らしてくれるもの