新年を迎えるにあたって
実父とお別れをするという、今年を締めくくるには辛すぎる出来事を経験し、
今日大晦日は、いつもの年とは少し違う気分です。
おせち料理も大掃除も、今年はお休み。
重箱には入れずとも、とりあえず思いつくまま少しだけ料理をした。
目を閉じると最後の見舞いの時、
「また来るからね。」と言って部屋を出ようとした私を目をいっぱいに開けてじっと見ていたあの目、
ドアを閉めるに閉められなかったあの空気。
呼び出しを受けて病院に駆け付けた時、
眠っているかのように横たわっていた、まだ温かい父のぬくもり。
頭をよぎるこれらの事たちは大切な父の思い出として心にはあるけれど、
新しい年がやってくる今日を区切りに、
日々を取り戻し、前へ!