長い長い1日が終わらない! 実況中継!
重度障害のある長男。
今日は、夜10時にベッドルームに入った。
少し落ち着きがなかったけど、いつも通り布団へ。
でも、今日はすんなり眠る気になれなかったようで…
私が長男の部屋を出てすぐ、
「眠れない!来て!」とドアをたたく音。
これをすると、私や主人が部屋へ行き、
もう寝る時間、と声をかける。
息子もお決まりでベッドに入る。
いつものことです。一晩に1~2回のこと。
でも…
なんとなくわかる、今日は長いぞ。
途中から、暇なので、時系列とともにやりとりをメモってみた。
1:29 ベッドの上で布団を殴っている
1:31ベッドを降りてドアを叩き始めた
1:32部屋へ入ってベッドに誘う
1:33ベッドを降りてドアを叩き始めた
1:34部屋へ入ってベッドに誘う
1:35ベッドを降りてドアを叩き始めた
1:36部屋へ入ってベッドに誘う
1:37ベッドを降りてドアを叩き始めた
部屋の電気をつけたりけしたり
1:39ベッドを降りてドアを叩き始めた
1:41部屋へ入ってベッドに誘う
軽く叫び声をあげる
1:42ベッドを降りてドアを叩き始めた
1:44部屋へ入ってベッドに誘う
1:47ベッドを降りてドアを叩き始めた
1:49部屋へ入ってベッドに誘う
1:50ベッドを降りてドアを叩き始めた
1:52部屋へ入ってベッドに誘う
頼むから寝てくれと、言ってみた
1:53ベッドを降りてドアを叩き始めた
1:56部屋へ入ってベッドに誘う
1:57ベッドを降りてドアを叩き始めた
1:58部屋へ入ってベッドに誘う
2:03ベッドを降りてドアを叩き始めた
2:06部屋へ入ってベッドに誘う
2:07ベッドを降りてドアを叩き始めた
2:08部屋へ入ってベッドに誘う
2:10ベッドを降りてドアを叩き始めた
2:11部屋へ入ってベッドに誘う
2:15ベッドを降りてドアを叩き始めた
軽く叫び声をあげる
2:16部屋へ入ってベッドに誘う
2:23ベッドを降りてドアを叩き始めた
2:25部屋へ入ってベッドに誘う
何故、ドアを叩いてから1分後に部屋へ行けるのか。
家がとてつもなく狭いから(それもあるかも)
でも、部屋の前の廊下に、寒く冷たい廊下に、ヘルニア持ちの私は座っているから。
階下で寝ている私が2階の長男の部屋へ上がったり降りたりが大変なのと、
うるさくて次男や主人が眠れないとかわいそうなので。
それでもこんなに物音があればぐっすり眠れるわけはないか。
これを読んだ人がいれば、(もっといい対応があるんじゃ?)と思うかもしれないけど。
これは沢山ある問題のたかが一つで、私は他の問題もあって(長男の問題行動が原因で然るべき施設から呼び出しをくらった)、今日は特に疲れている。
これ以上考えようとすると、脳みそがパニックを起こしてしまいそうで。
今は、イライラする気持ちを抑え、平常心で彼に接することに全力を尽くすことにした。
明日、忙しいことがわかっているし、ご近所さんに謝る必要もあるかも、とかも考えないといけないかもだけど、今それを考えると、みじめで、辛くなりそうだから考えるのはもっと元気な時にする!
ということで、夜10時からこんなことを繰り返しているのです。
廊下で1人、youtubeでかわいい動物動画を見たり、
冷えてきて腰が痛いから早くお風呂に入りたいとか考えています。
現象に記録が追いつかないから、同じ文章をコピペして。
一応、3:00くらいには寝てくれるだろうと、期待を込めて予定を立てる。
沸かし直したお風呂にゆっくり入って、化粧をおとし、
洗濯をセットして、逆立った心を沈めて眠るのは4:00かな?
いつも通り、6:00に起きる自信がない…
明日(正確には今日だけど)、朝からの予定を考えるとげっそりしてしまいそうなので考えないようにしよう。今、仕事がひと段落しているのがありがたい。
とりとめのないことを考えつつ、予想通り3時くらいにやっと静かになった。
こうなるといつも長男は死んだように眠ります。
なので、お風呂で冷えた体を温め(明日はヘルニアに悩まされる、とか考えながら)、
今日は長かったけれど、イライラを隠しよく頑張った…などと。
布団に入ったのは3:40ごろ。
そして
4:01なんと、眠りについたと思っていたのに、また叫び声。
今度は息子、「朝だから起きる」だそうだ。
一体夜と朝の境目はどこなんだろう?
さっきまでもう夜だから寝るよ、と声をかけていたのだが、
今からは
「まだ早いから出かける時間までおとなしく待っててよ。」
に変わった。
その瞬間から、ほとんど徹夜状態の母と子の、新しい一日が始まった。
数時間後、主人と次男から、この夜の私の頑張りを褒められた。
「イライラした声が聞こえなかった。よく我慢できたね。」
家族がわかったくれたならそれでいい…
コンセプトはなるようになるさ。 やっとたどり着いた言葉。 だって、先は長いんだから。