kirarin_star’s diary

行き詰った時、苦しくなった時、幸せに浸りたい時、座る椅子が欲しくありませんか?日々の記憶が椅子となり、私を支えてくれると信じたい…

恐ろしい自分

義兄が入院中である。

 

病状を聞いて何かしてあげられることはないか、

 

考えてみる。

 

自分に起こった悲劇をなかなか受け入れられなくて、

 

周囲の人にひどい態度をとってしまうようだ。

 

自分ではどうすることもできない状態を消化しきれないのだ、

 

そんな風に慮ってみる。

 

なんとかいい方向に向かえばいいのに。

 

心から思う。

 

 

 


ただ、誰にも言えないけれど、

 

もう一人の私がつぶやいている。

 

長男の障がいがわかった頃、


『あなたやあなたの先祖が祟りをうけるようなことをしたに違いない』

 

謝りなさい。

 

あなたの血筋が悪いのでは?

 


心配のあまり出た言葉だと、

 

一生懸命受け入れようと努力して…

 

でも悲しくて。

 

結局、投げられた言葉ごと、

 

胸にしまって、

 

主人にも黙っていることで心に折り合いをつけた。

 


長男の障がいを受け入れるべくもがいていた頃、

 

一度も温かい言葉をかけてくれなかった。

 

非難をされることはあったけれど


病院や訓練施設、様々な取り組み、

 

一度たりとも助けてくれたことはなかった。

 

 

 

今、もう一人の恐ろしい自分が言う。

 

ざまみろ

 

どうしようもないことに直面した絶望感、わかったか?

 

義兄に同情し、

 

手伝えることはないかと思案する私に、

 

もう一人の自分が言う。

 

お人好し

 

放っておけば?

 


こんな醜い自分、

 

誰にも見られてはいけない。

 

私はどこまでもいい人でいなければならない。

 

私はいい人でありたい。

 

 

 


追い払っても追い払っても、

 

むくむくと沸き上がってくる悪魔。

 

 

 

 

コンセプトは自分磨き。

つまづいた時、進むべき道を照らしてくれるもの