次男
最近、忙しそうな次男。
毎日、帰って愚痴を言うのが日課だ。
日が変わる頃、
仕事が終わらない、と疲れた顔で帰ってきた。
社会人になった息子を見てきて数年。
わかったことがある。
彼、意外にやる。
本人曰く、
大変だけど自殺なんてしない。
どうしても辛ければ辞めるのもありだけど、
できないまま辞めるのは嫌だ。
負けず嫌いだから…
そう言って笑った。
なんだか頼もしく思った。
勉強も部活も中途半端で、大成しなかった息子。
期待はずれだと思っていたけど、
いい男に育ったのかも…
いや、育ててもらったんだ、
周りの人に。
母は、
仕事のミスが続いて少し落ち込んでいたけど、
きちんと謝って、
また頑張ろうと思う。
息子に恥ずかしい親にはなりたくない。
行き詰まった時、苦しくなった時、幸せに浸りたい時 座る椅子が欲しくありませんか?
日々の記憶が椅子となり、私を支えてくれると信じたい