kirarin_star’s diary

行き詰った時、苦しくなった時、幸せに浸りたい時、座る椅子が欲しくありませんか?日々の記憶が椅子となり、私を支えてくれると信じたい…

今夜の長男

重度障害のある長男。

 

自閉症でもあるため、

 

毎日毎時間毎場面(少しおかしな日本語ですが)のスケジュールが決まっている。

 

 


今日もいつものように入浴後、ベッドに。

 

ここで母は≪おやっ≫と思いました。

 

いつもは気にしない部屋の扉を、

 

何気にいっぱいまで開けたのです。

 

それでもいつも通りベッドに入り、

 

「おやすみね」「うん」といつものやりとり。

 

9時45分、いつもの時間です。

 

部屋を出て5分もたたないうちに扉を叩いて呼ばれる。

 

これもいつものこと。

 

これを多い時は3度ほど繰り返して眠りにつくのです。

 

この行事は、本人はもちろん、

 

家族が一番スムーズに暮らせるように、

 

29年かけて作り上げたリズムなのです。

 

これほど重度な子が、

 

添い寝をすることなく、

 

一人で眠れるリズムを作った我が家族はたいしたものだと、

 

自画自賛

 

 


しかし、今夜は少し違う。

 

どうしても寝るのが嫌らしく何度もリビングに向かおうとします。

 

私は全力で、でもやさしく引き止める。

 

もう大人なんだし、眠れない日もあるのかもしれないけど、

 

今までお風呂の後にリビングに入ることを許したことは一日もない。

 

いずれ、施設を終の棲家とする子なので、

 

決まったスケジュールに従う力をつけることは、

 

ストレスでつらくなるのを防ぐ意味でも、

 

とても大切なことなのです。

 

 

ベッドから降りるたびに(もう何十回になることか…)、

 

しっかり目を見て(もしかして睨んで?)、

 

もう寝る時間だと、明日いっぱい遊ぼうねと、えらいねと、

 

何度も何度も言い聞かせて布団をかけてやる。

 

本当は私もかなりイライラしているのだが、

 

いつも通りのやり取りを、穏やかな顔を作って繰り返す。

 

2時間ほど続けた結果、

 

少しづつではありますがベッドに戻ることに抵抗が少なくなってきました。

 

 

 

私、本当はとても短気なのです。

 

今日は平常心を装って長男に接し、うまくやっていると思います。

 

でも内心は…

 

今日、通っている施設で昼寝をしたんじゃないだろうか?

 

なるべく寝ないようにしてほしいとお願いしているにもかかわらず、

 

職員の目を盗んでウトウトすることがよくあるらしいのだが…

 

担当職員が不慣れな人に変わったから、

 

リズムが狂った長男が生活全部が調子か悪くなることを判っていないのだろうか?

 

たまたま眠れないだけなのかもしれないのに…

 

気が付いていないだけで、

 

夕方以降、何かのサインンを私が見逃しているのかもしれないのに…

 

私が悪いのかもしれないのに、人のせいにしてみる。

 

もちろん、今現在のイライラがおさまれば

 

≪私ってなんて嫌な人間なんだ≫と自己嫌悪

反省半端ない状態になる。

 

 

なかなか成長できない私。

 

いつになったら悟りがひらけるのだろう。

 

長男と一緒で、

 

ゆっくりゆっくりしか進めていない。

 

なんなら止まっていたりして。

 

今、言葉にすることでつっぱていた気持ちが緩んでいくのがわかる。

 

日記代わりにブログを綴る意味

 

 

やっと、長男眠くなったようで…

 

 

コンセプトはなるようになるさ。

やっとたどり着いた言葉。

だって、先は長いんだから。